心理学には「ゲイン・ロス効果」というものがあります。
こいつがいわゆる「ギャップ萌え」を起こす正体なのですが、今日はこの、ゲイン・ロス効果を解説、そして応用技の紹介といきましょう。
ちょっと難しいかも知れませんが、うまく使いこなせば、難敵を落とせる可能性がぐっと上がるかも知れません!
ゲイン・ロス効果概要
サクッと簡単に説明しましょうね。
ゲインとは、「得ること」、そしてロスとは、「失うこと」を意味します。これだけ聞くと、得て、失う、つまり何かを得たら失うものもあるって感じの話みたいですが、そうじゃなくて、この二つをうまく使って効果を得るという考えなんですね。
で、
わかりやすい効果としては、「下げて、上げる」奴があります。
例
「いつも無口で冷たい先輩」→「落ち込んでいる時に熱く励ましてくれた」
「無表情でクールな人」→「不意に満面の笑顔」
ほら、例を見ただけで、「あ、これ、ギャップ萌えのやつ」って思いませんでしたか?
これが、ゲイン・ロス効果です。
応用しよう
応用は簡単なようで、ちょっと難しいです。
ドラマや漫画でよくありませんか?第一印象最悪な出会いをした二人が、結果的に恋に落ちるやつ。
「花より男子」のつくしと道明寺もそうだし、本当に多くの恋愛ものでこのパターンが使われていますよね?
最初はすっごい嫌なやつで、大っ嫌いだったのに、次第に相手のいいところを発見していって、いつの間にか恋に落ちてるんですよ。
これに気がつくと、「最初に悪い出会い方をすればいいのか!」ってなりそうですが、実はそうではありません。
人の出会いのタイミングなんかいつ訪れるかわからない中、相手に悪い印象を与えることを的確にできる人って多くないですよ。それに、第一印象って大事で、最初に悪い印象を与えてしまうと、そもそも嫌われてしまって、その後の展開がゼロになってしまいかねません。そうなったら、後からいい印象を与えて、ギャップ萌えを起こすということも実現しません。
んー、難しいですね?
ここぞの勝負どきを見極めよう!
普段のあなたがどれだけ素晴らしい人か、どれだけ悪い印象を与えてしまう人かはわかりませんが、普段を「ゼロ」と設定しましょう。
例えば、普段パンツルックが多い女子は、スカートを履くと「ギャップ」が生まれます。
例えば、料理が苦手な女性が急に料理をしても「ギャップ」が生まれます。
ただ、じゃあ、スカートを履けばいいの?という風に勘違いしないでください。それじゃあ周りがすぐに「スカート女子」という印象を持ってしまって、ギャップが消えちゃいます。
なので、
ここぞという勝負どきにだけギャップを発動させる必要があるのです。
このスカートの例で言えば、今日は勝負を決めたいというデートの時に突然スカートを履く感じですね。
トレエンの斎藤さんがわかりやすいですね。
ハゲなのに歌が上手い。
でも、もう歌が上手いキャラが染み付いているので、歌を聴いてももう誰も驚かないですよね?でも、初めて斎藤さんを見た(聴いた)時は驚いたんじゃないですか?
勝負どころを見極めて、ここぞでギャップ萌えを発動させるのが、勝つためのポイントです。
まとめ
- ゲインとロスのバランスで「ギャップ萌え」が生まれる
- ただし効果は単発、乱発すると周りが慣れてしまう
- ここぞというポイントを理解し、勝負どころで使おう
最初からあえてマイナス印象を植え付けるのはリスクもあるし、結果に結びつかないのでやめましょう。
ただ、自分の中で平均よりちょっとマイナスかな?と思う要素を理解しているなら、「ここぞ」のタイミングで「ゲイン」を発動し、ギャップ萌えで意中の相手を落としましょう!