恋愛で悩む人と切っても切れない「占い」の話アレコレ

こんにちは、エルです。

心理学って、科学と違って目に見えない要素が多いから胡散臭いと思う人も多いだろうし、

何より証明が難しいので信じない人に伝えるのは難しい時があります。

今日は、そんな心理学と近しいといえば近しい「占い」の話です。

占いの現代

科学が今ほど発展するよりもっと前から、人は人間の手では解決できない事が起こるたび、神に祈ったり、祈祷師やシャーマン、呼び方はいろいろあると思いますが、そういう”力を持った人”に助けを求めました。

雨が降らなくて困っている時には雨乞いを、映画「天気の子」でも出てきましたが、その逆でも特別な力に頼るというのは科学が発展した今でも消えていませんよね。

現代、人が宇宙に行ったり、クローンを作ったりするような時代においても依然、「超能力」だとか、「超常現象」だとか、そういうスーパーナチュラルな力を信じる部分が残っていて、人の心がそういうものを求めているような気もします。

そしてそんな超常現象的力の中でも特に身近で、最も信じられているのが占いかも知れません。

占いと一言でいってもいろいろありますよね?

日本では朝のテレビなんかで「星座占い」、「血液型占い」などが流れることも多いですが、他にも「タロット占い」や「手相占い」など本格的なものもあれば、私が好きな「動物占い」もいっとき流行りましたね。

占い自体は、古代ギリシャ時代からあったそうですが、今でも老若男女幅広い年齢層が見聞きし、時には人生の道しるべにしています。

私の友人の友人は有名な占い師だそうで、友人曰く、多くの芸能人、スポーツ選手が顧客にいて、一回の占いに最低でも10万円を鑑定料として受け取るんだそうです。最近ではますます科学的なメソッドが広まっているイメージのスポーツ界でも占いの存在感があるというのは興味深いです。

占いと心理学

この話はいろんなところで聞かれることだと思いますが、占い師さんにも「テクニック」というものがあるというのはよく聞きますよね?

占い師さんがどれだけの確率で「本物」かは正直なんとも言えません。

水晶に本当に何かが見えるのかも知れないし、タロットカードの並びが何かを示すのかも知れませんが、心理学と同じく、なかなか証明ができないのが占いです。

「3分後に雨が降るよ」ってできたらいいんだろうと思いますけど、大体が「今年中にxx」とか、「西の方がxx」という曖昧だったり時期に幅があるのが占いですから、因果関係が難しいです。

そう行った部分が近しい印象を持ちますが、

もし仮に全然力を持っていない方が占い師的なことをしたい時、最も用いられる手法が、「コールドリーディング」と呼ばれる心理学にも通じる手法で、これはドラマ「トリック」なんかでも登場した有名なものです。

コールドリーディングって何?

簡単に言えば、

どちらとも取れるようなことを言う or 誰にでも当てはまることを言う
ことによって相手を信じ込ませる手法です。
例えば、
占いに来ている人に、「あなたは何か、悩み事がありますね?」って聞くとします。
客観的に見たら「当たり前だろう!」って話です。
病院で診察に来た患者さんに「どこか具合悪いですか?」と聞くのと同じです。
しかし、中には、「え、なんでわかるの??」となる人がいます。
他にも、「あなたは幼少期に何か大きな失敗をしませんでしたか?」と聞きます。
これも、誰でも大抵、子供時代にやらかしの一つや二つやっていると言う前提があるので、ほとんどの人が、「あります、あります」となるやつで、
そこで占い師は「ですよね、見えます」とか言うんです。
すると、これはカウンセリングにくるクライアントと同じなんですが、占いに行く人って話がしたいと言うそもそもの欲求があるため、ペラペラと話し始めます。
「あります、あります」、「小学3年生の頃なんですけど….」と行った具合に。
実はカウンセリングって占いと本当によく似ているところがあって、
ラポールと言うのですが、クライアントとの信頼関係が一度結ばれちゃうと、クライアントの確固たる信用を得ているおかげでなんでもいい方向で捉えてもらえたりします。
だから、例えば、「今日顔色悪いですか?」と本当にそう思ったから言ってみただけで、相手から顔色が悪いと思われる可能性のある情報をたくさん伝えていただけます。
カウンセラーは超能力者ではないので、そうして自ら話してくれる、話しやすい環境を作ることは能力として長けていますが、心や脳内を読み取れません。
しかし、それらの情報を聞かせてもらえることはとても重要なので、話してもらえることは必須なんですよね。
だから、最初にラポールに至るまでが勝負で、そこに至るためにコールドリーディングと全く同じではありませんが、部分的に似通ったやり方でクライアントに信頼してもらえるような接し方をします。

血液型と性格の相関はない??

さて、
そんな占いと心理学の距離感な訳ですが、日本人が大好きな血液型占い、これってどれくらいあてになるの?と言う話です。
これもよく聞くことだと思いますが、賢い方々の研究では血液型と性格に関係はないという結果が出たらしいですね。完全に証明できないことですのでいろんな説があるようですが、「ある」と証明できたという話は聞きません。
私が心理学を学んだアメリカではそもそも輸血するくらいの事故とか手術にあっていない人は自分の血液型を知らないことも多くて、血液型占いはもちろん、血液型による性格傾向の話すら全く出ません。
日本の普通の感覚からするとにわかには信じがたいかも知れませんが、本当です。
じゃあなんで日本ではこんなに血液型で性格を語るんでしょうね?
ここではこれ以上掘り下げませんが、でも、わざわざ4種類あって、輸血できたり、できなかったりするわけですから、男女の違いほどではないにしろ、同じ人間という括りの中で”違った存在”なのではないかと思っています。

恋愛占いってどうなの?

このブログの内容としてはやはりここに行き着くわけですが、

恋愛占い、このブログをご覧の皆さんは興味あるのではないかと思います。

世間には、「スピリチュアルカウンセリング」なるものも存在していて、カウンセリングの文字が並ぶそういうサービスもあります。

細木数子さんや江原啓之さんなどが一時ブームを起こしましたが、私自身はこういう世界はあまりわかりません。

もし、守護霊とか、オーラとかで悩みの根源がわかれば楽だろうなーとは思いますが、私はオーラが見えたり、守護霊さんと話ができたりしませんので、実直に、クライアント本人と話をさせていただきながら最適な道へと導いてあげるだけです。

ところが、

日本でカウンセリングをするようになって本当に驚いているのですが、恋愛占いのノリに近いクライアントがとても多いんですよね。

私がアメリカで会得したカウンセリングの手法では、セラピスト側はアドバイスをしてはいけません

しかし、

カウンセリングを受けたがる方の多くが、アドバイスや、直接的な指示を求めます

これには少し戸惑いましたが、

この辺は占いの影響かな?と思いました。

占いの多くはコールドリーディングの件でも書きましたが、曖昧なんですよね。

おみくじでも「失物 待てば吉」とか、結局どうなの?って感じですよね(笑)。

恋愛占いでも、言われることって、すごくドンピシャなことではなく、「今は辛い時かも知れませんが、耐えて信じていれば道は開けます」みたいなこと、言われませんか?「相手は今自分と向き合おうとしている時期、あなたと対話する余裕ができるまで待ちましょう」これなら少しはマシでしょうか?

多分聞きたいのはもっと、「10日の13時にxx駅に行くと意中のあの人に会える」とか、「青い服で告白すれば実る」とかこれくらいじゃないですか?だって、スーパーパワーを持ってる人ならわかるでしょう?って。

しかし、そこまでクリティカルなこと言ってくれる占い師さんってなかなかいないと思われます。

結論、

私の感覚では恋愛占いって、カウンセリングと同じで、「あなたは本当はどうしたいの?」ということを聞き出し、その気持ちに沿ったアドバイスをするのかな?って思っています。

また、おみくじのように対話のないやつは、コールドリーディングなどの技法で、誰にでも当てはまるようなことを上手に書いているのではないかと思います。

「願望 あとで叶う」…後っていつやねん、っていうね?

願望というもの自体曖昧ですが、例えば、好きな人が今いるとします、1年経っても成就しません、しかしそんなこんなしてる間に他からアプローチが!元の意中の人との関係は諦めかけていたので新しいアプローチになびきました。

結果恋人ができて、、、、、、、、、「あ、自分の願望って”恋人欲しい”だったんだね、そして叶ったおっお!!」って。

自分の都合いい方に解釈する人、多いんじゃないかと思います。

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